既に共有済の競技スキー上達の為の練習の原則として(一部更新)
・スキーの練習(基礎滑走 応用滑走 発展滑走など)
スキー場以外での練習として
1,スキーの動きに特化したトレーニング(スキル)
2,身体機能向上トレーニング(コンディショニング)
3,体力向上トレーニング(フィジカル)
等があるとして、
トレーニング時間に制限のある学生の場合、先ずは123の順番に多く時間を割り当てる。
そして、1の要素を可能な限り、2と3にも盛り込んでいく。
しかし、例えば転倒による肩関節のケガ防止の為、肩関節に筋肉の鎧を纏わせようとする場合、
肩関節の動きで競技特化動作はほぼないので、1の要素を入れずに、一般的な筋力強化として
最適エクササイズを選択するものとする。
最近のトレーニング(滑走、ジムワーク)で話題となったいくつかの例から、
先ずはスキー滑走の基本、ワイドスタンスターン
(スキーのターンはワイドスタンスターン、シュテムターン、パラレルターンと発展する)
1態
↑脚の外転をアイソメトリック(等尺性収縮)によって維持し、少しのアイソトニック(動的伸長)によりターンを行いながら結果、大腿を内旋しながら腰が前に出なければなりません。
↓近くでみると
↑この後に出てくる、脚の外転トレーニングで股関節が伸びて外腰前に動くことの重要性の理解が必要です。
↓実際のジムワークでは脚の外転時の姿勢で、体軸や頭の傾き、その方向とタイミングも重要です。
この映像は「負荷が強く、外腰前が実行できない場合」のあまり良いとは言えない例です。
↓実際の滑走ではこのようになります。脚の外転不足で「外腰前」が実行できず「ヒップアウト」(良くない表現)になってしまう映像
↓上記注意しながら滑りは第2段階のシュテムターンへ
↑とても完成度の高いシュテムターンです。外腰前や肩耳(肩と首が近くなり外力に適度に拮抗する)
↓その為の股関節から脚の外転練習がこちらです。
実際のターン時、脚を開くために必要な動作は、単純外転だけではなく、終動で脚の付け根が内側に捻られる大腿の内旋が伴う複合的な動きが大切になります。
更に付け加えたものがこちら
↑「肩耳」が伴い、体軸は適度に内倒し、きれいな弓型になるのが理想と考えます。
↓そして滑りは最終形態パラレルターンへ
↑スキーイングの最終形態で、ターン外足は外転、ターン内足は内転している、ジムワークの動きと同じであることが確認できるようになると理想的です。
ここで確認したいのは、ターン動作に必要なトレーニングとは、スクワット動作よりも、股関節から脚を外内に開いたり閉じたりする動作、内外転の動作の方が優先するべきという事と考えています。
(スクワット動作がある程度できていることが前提)
スキーヤーにとっては日常の滑走練習とその過程で、スクワット動作は予め鍛えられていることが普通なので、先ず不足しているのは股関節からの内外転(大腿の内外旋を含む)という考えです。
↓これらの実際の映像です。(スロー)
↓次は内転です。
ターン運動は左右それぞれの脚の内転外転によって確立するべきです。(曲げ伸ばし運動ではなく)
更には内転も外転も終動で、タメからのリリースがなされること、特につま先の向きがリリースによって解放されることが重要です。また軸足がターン外側向いて、エクササイズされることも重要です。
同様に内転ですが、
つま先を内側に向けないようにしながら内転開始し、終動でリリースされるようにつま先が内側に向くのが理想(競技特性動作として)
↓つま先の向きとリリースによる向きの変化のスロー映像、また内転時の体軸全体の傾き方向の参考にもなります。
以上ターン運動の為の脚の 外転 内転 外旋 内旋 等の関りでした。
次にコントレ最中の意識の持ち方が大切といった例です。
スキー関係者ならどこのトレーニングでも行われる、一般的なエクササイズでも
選手の意識が低いと逆効果になります。
↑サイドジャンプ着地時に脚の外転不足もあり、重心が外にはみ出ています。外側重心とします。(良くない)
この場合、内側重心でなければなりません。
↓この影響でターンが成り立たなくなる映像です。
↓正しく内側重心を目指して行ってみても・・・
内側重心でバランスをとることに慣れていない(陸トレでのイメージ不足)な感じが否めません。
↓正しくできている選手はこうなります。(完ぺきではないですが…)
↑これだとターンとして成り立っています。(ぎりぎり)
こうしたところに常に改善の余地を見つけるところに、今後の伸びしろを感じて頂けると幸いです。


