2011年09月30日

期間限定! 競技復帰のお知らせ。

 

 この度、私事ではありますが…

 昨年をもって、現役のグラススキーレーサーとしての選手生活を終えた私ですが、10月8‐9‐10日のFIS全日本選手権と高円宮牌に限って、リクエスト復帰をさせていただく事になりました。
思い起こせば、昨年競技の第一線から退く報告を、DLWHの秋のパーティーでご報告させていただきましたが、公式に、ブログなどで、皆さまにご挨拶する機会からは逃げ続けてしまい、
いつもいつも、自分の中でたくさんの事を想い考え心配して、文章にして残すことを避けていました。
ただなんとなく、毎年行くはずのヨーロッパへ行かず…毎年出るはずの大会には出ず…するはずの練習も見ているだけ…になり、自分の環境が何となく変わったとばかり思っていました。

自分自身が、この世界からいなくなり、新しい人生を今までとは違った人たちの為に歩むことの決心もついていました。しかし、考えれば考えるほど、想定すれば想定するほど、私の行動によっては今現在お世話になっている方々をさみしい気持ち、残念な気持ちにさせてしまうと知り、軽はずみな行動はできないと思いました。

喜び…
自分は練習をしなくても、大地や善之…DLWHのメンバーの上達に携わっている事は生き甲斐でした。

転機…
世界選手権で史上最年少・日本人史上初の金メダルを獲得した尾畠詩織選手は、SL2本目が始まる前に「金メダルを取っても(競技を)辞めないか?」との私の問いに対して、
「絶対に辞めません」と答えてくれました。そして私は知らず知らずのうちに、彼女の道具の元に工具をもって走って行った事を鮮明に覚えています。

活躍…
外山選手が最年長にて最高潮に調子を上げて活躍を始めた…自分にはまだまだ有形無形の「上」があるなあと思いました。

幸せ…
幸せを感じるのは常に自分自身であり、自分の心次第なんだと、深深と考えさせられました。世の中では、いろいろな事が起こり、人の数だけ人の気持ちがあり、いろいろと、難しいものだと感じながらも、助けてくれている人に対して何とか自分の身体で応えたいと思いました。

激闘…
自分が競技をする事、または競技をする仲間を助ける事…レベルが上がれば上がるほど激闘でした…(特にレース以外の政治的折衝に)とても疲れてしまった事もありました。心が回復しないほどに、永い永い闘いでした。しかしそれは、過程においても結果においても、自分が望み、幸せに感じるべき事でした。

今回は、
グラススキー協会より日本
国内でFISレース開催の為のポイント保持を続けて欲しい旨を頂いた事と、TEAM DLWHグラススキークラブの団体戦連続優勝の為です。
正直な気持ちとしては、引退の後、「あー滑りたい!」と再び思うまで、競技をするつもりはありませんでした。今も以前のように「あー滑りたい!」とは思っていません。
しかしながらグラススキーの開
発には、自分自身がいつでも滑れる事は重要ですし、偶には私の手本を必要とする生徒もいる中で不格好な滑りもできません。
練習は、昨年までの1%しかしていないので、どこまでできるか解りませんが、9月7日にヨーロッパから帰国して以来、多少なりとも練習もして、身体と相談しながら、可能な限り挑戦をしたいと思います。2013年の日本開催の世界選手権に向けて、国内の選手の「壁」になるべく、若い選手達の成長に、口ではなく身体で携わりたいと思います。
なので皆さん、私の滑りについては「辛口」でお願いします。決して褒められて伸びる方ではないので…

次回から、「激闘!!自分自身…FISグラススキー全日本選手権」にて・・・

 今週末、ふじてん開催のグラススキー教室!初心者からレーサーまで参加者募集中です。皆さまのお問い合わせなどをお待ちしております。