2013年09月

☆宮崎 番外編☆

実は弟が宮崎に住んでいて、今回5年ぶりに再会しました。

会っていない5年間の間に結婚し、子供が2人も生まれてすっかりパパになっていました

奥さんとも子供たちとも今回が初対面だったのですが、
とても楽しかったです



姪っ子に「おばちゃん」と呼ばせないため、
「ゆきよちゃん」と言い聞かせました

最後には一緒にリフトに乗って
「ゆきよちゃんとシューする。」を3回行って覚えさせました

今度会えるのはまたいつになるか分かりませんが、覚えてくれていたらいいなぁ。。。。
と思います







宮崎では新しい出会いと、懐かしい出会いがあり
とても楽しい2日間でした
また行きたいです




 

☆ステップアップ 法華嶽公園・宮崎県☆

 21日。22日はグラススキー協会のステップアップ教室で
宮城県・法華嶽公園へお邪魔しました。

7年振りに行ったのですが、世界一キレイなグラススキー場は現在も変わりなく、
素晴らしいゲレンデでした

参加者はアシスタントインストラクターの方が1人と
その方の呼びかけで集まって下さった7名の皆様でした

過去には全日本選手権も行われたこのグラススキー場ですが
今はグラススキーを楽しむ人々も少なくなったようです

しかし、今回お集まり頂いた皆様には楽しんで頂けたようで本当によかったです

グラススキーの底辺を広げるお仕事の一つとして
このような活動をもっと行っていく必要があると感じました

また来年もお伺いできればと思っています
お世話になった皆様ありがとうございました

☆FISグラススキー世界選手権 スーパーG☆


大会が終わって2週間たちますが少し振り返ってみたいと思います。

レース初日、スーパーG。

お天気が悪くガスが下りてきてしまい、朝のトレーニングが30分遅れました。
30分待ってのトレーニングは女子のスタートが優先され、私は図々しく1番で滑らせてもらいました。

でもこの最初の1本は上手く滑れず改めてスタートにあがると 、飛鳥井コーチから衝撃のアドバイス

「今まで教えたことは全部忘れていいから思い切って滑れ」

と。。。。

こんなアドバイスは初めてでした。
あまりにも重い、このアドバイスには飛鳥井コーチの想いが詰まっていました。

2本目は私の前にオーストリアのジャクリンが滑ったので、真似して真っ直ぐ、
でもスキーの長さの違いを考えて滑ったら上手くいきました。

スーパーGは前日の公開ドローで1番スタートを引き当てていて、
スキーも今までより長いスキーで挑戦していたし、
過去にメダルも取っていて、私たちのスキーが速いことも証明されていて、
しかも沢山練習させて頂いていたので、
私は金メダルを狙っていました。

飛鳥井コーチは私にプレッシャーをかけないため(たぶん)
「初日は3位くらいでいいんじゃないか・・・」と言ってくれていましたが、私はそうは思ってませんでした。

4年前のオーストリア・レーテンバッハでの世界選手権では、
私のスタート直前で土砂降りの雨・・・・3位でした。
1位と2位の選手は雨の前に滑っていたので、こんなこともあるんだなと・・・・・思わされました。

2年前のスイス・ゴールディンゲン。
とても難しいコースで最初のバナナで大きくラインを落とされ、
その後ラインは戻せたものの2位。

今年は絶対勝ちたいと思っていました。


しかし、実は不安なこともありました。
七ヶ宿のゲレンデはスピードは速いのですが、やはりヨーロッパのゲレンデよりは簡単です。
そういった場合、どうしても体重の重い選手が有利です。

今の女子選手の中には大型の選手が2名いて、普通に勝負すると勝てる気がしません・・・
そこで今季は高円宮牌終了後から男子選手と同じ長さのスキーを使用することにしました。
また私自身もある程度の体重をキープしたまま練習をしてきました。
レース直前には気が付いたら体重が落ちていて、食べて食べて食べまくりました。

スタート直前、色々な思いが私の中でぐるぐるぐるぐるしていました。

「真っ直ぐ行く」

そう決めてスタートしました。

がしかしちょーっと真っ直ぐ行き過ぎて4旗門目でラインが落とされてしまい、
その後の切り替えで1回だけ微妙に体を浮かせてしまいました・・・・・

終わった・・・・・

ゴールして思いました。
失敗をした私が勝てるほど甘くはありません。

案の定後から来たバーバラに0・15負けました。

ラインが落とされても、ゆっくりじっくりガッツリ行くべきでした。
焦ってしまった。

また負けた・・・・
こんなにやってきたのにまたダメだった・・・

勿論周りの皆だって金メダルを目指して取り組んでいるので、
頑張っているのは私だけではありません。

でもやっぱり悔しくて、情けなくて・・・・


明日は絶対勝つ!!!



そんな1日でした。

続く




☆FIS グラススキー世界選手権2013in宮城県七ヶ宿スキー場☆

 どうしても手にしたかった世界選手権の金メダル

やっとやっと手にすることが出来ました。



皆様ありがとうございました。
私をメダリストに育てて下さった飛鳥井コーチありがとうございました。
大会中、朝早くから夜遅くまでサポートして下さった後藤さん、山本さんありがとうございました。
どんなお天気の中でも私たちの滑りを撮影しユーストリームでの放送を担当して下さった安川さんありがとうございました。
現場でサポートして下さった前田さん、斎木さんありがとうございました。
わざわざ宮城まで応援に来て下さった吉澤さん、海野さん、柿木さん、藤倉さん、あやさん、佐々木さんありがとうございました。
応援席から応援して下さった皆様ありがとございました。

日本チームの選手のみなさん、コーチ陣の皆様ありがとうござました。

大好きなグラススキーをめちゃくちゃ楽しんで、
夢だった金メダルをとることができて、皆様の前でとることができて、
本当に幸せな数日間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。



今季は勿論この世界選手権を一番に考えて過ごしてきました。
私は絶対に金メダルをとらなくてはいけないとずっと思いながら過ごしてきました。
それはプレッシャーとかそういうのではなくて、それができる活動をさせて頂いていたし、過去に何度も失敗して成長していなければいけなかったし、
ある意味
自分で自分に対し、偉そうですが、
「金メダルをとって当たり前」
という気持ちでいました。

しかし、過去に何度も失敗していますし、
金メダルが簡単なものではないということもきちんと分かっていました。

私の世界選手権の最初のメダルは世界選手権2回目の挑戦だった2007年、チェコのオルシュニッチェのSL
銀メダルです。
それ以降2009年・2011年と世界選手権に出場しましたが金メダルを獲得することはできませんでした。

同じ失敗を繰り返さないように今年気を付けていたことは、
金メダルへの強いこだわりは持ちながらも、それに気持ちを入れすぎないこと。
そして常に負けた時の自分も想定しておくことでした。

シーズンを通して有難いことに忙しい日々を過ごさせて頂いておりました。
気持ちに焦りがなかったわけではありません。
しかしいつも冷静でいるように心がけていました。

仕事をしながら取り組むのは当たり前のことですし、それができないのであればその程度の想いしかないということだと思っていました。

大会が近付くにつれ、出来ることはできるかぎり全てやったつもりです。
練習も仕事も、レース前に体重が落ちてしまった時もとにかく食べて、食べて、ベストな状態を目指しました。

結果
スーパーG 2位
スーパーコンビ 優勝
GSL 優勝
SL 失格

という結果でした。
最終日のSLも出来ることなら勝ちたかった。

でもやっぱりそれはそんなに甘くないと言うことなんだと思います。

そしてきっとこれには意味があるのだと思います。
というかそう思いたいのです。

FISグラススキー世界選手権2013
グラススキーヤー新谷起世を応援して下さった皆様、本当にありがとうござました!!!!!

シーズンはまだ続きますのでどうぞ引き続き宜しくお願い致します