2013年10月09日

☆FISグラススキー世界選手権 GSL☆

大会3日目はGSL

 

昨日の夕方に立てられた朝のアップゲートが余りにも細かくて、ビビってしまった私はいつも使っているスキーよりワンサイズ短いグラススキーも実は用意していました・・・

 

朝のアップゲート、あまり練習で経験のない細か真っ直ぐなゲートセットでした。

案の定1本目はどんどん速くなっていくリズムに合わせられなくて最後の方でアウト・・・2本目は取りあえず無難にいきました。

 

大会中には選手やコーチ、セッターの様々な心理戦が行われていると思います。

そしてそれらの情報をいかにGETするか・・・勝敗を大きく左右します・・・

 

この日は飛鳥井コーチがレースには出場せず、サポートをして下さっていました。

朝のアップの時間に今日の2本目のセッター、イタリアのアキーレの情報が入りました。

 

「朝のアップゲートのようなインターバルの狭いセットは立たない。」

「短いスキーを使う選択肢はない。」

「本番は23m、24m、それ以上になる。」

 

安心しました。

特別に何かをする必要が無くなったからです。

 

GSL1本目は七ヶ宿スキー場の村上智明君のセットでした。

思いのほかセットは降ってあって、

GSL2本あるし1本目は確実に行こう・・・・」

というのが作戦でした・・・・

 

1番スタートでイタリアのイラリアがスタート。

彼女はGSLの上手な選手です。結構普通に行っていましたがゴール前がかなりキツそうでギリギリな感じでした。

 

飛鳥井コーチが

「イラリア行った。でもギリギリ。ゴール前は難しい。」

そう言ってくれました。

 

イラリアでギリギリなら彼女より2サイズ長いグラススキーを使っている私はノーチャンス。そう思いました。

頭の中は完全にミスなく滑るモードになりました。

 

スタート直前、飛鳥井コーチからの指示は70%。

スタートの時は気持ちが高ぶっていて思い切ってスタートしましたが2旗門目でふ。と思い出した70%・・・そうだ70%で良いんだ。

 

気持ちを切り替えてラインを重視して滑りました。

かなり上から行って、それでも丁度いいくらいでした。

 

1本目が終わってみると、

一応1本目ラップでした。

でも001秒差でドイツのアンナレーナ。

002秒差でイタリアのイラリア。

接戦です。

 

勝負は全て2本目。。。。

 

2本目はイタリアのアキーレのセット。

情報通り朝のセットとは全く違って滑りやすそうなセットが立ちました。

コース終盤にヘアピンゲートがあったのでそこの入り口だけ気をつけて後は真っ直ぐ行こうと決めました。

 

2本目は実の所かなり不安でした。

それはアンナレーナもイラリアも若手ではなく経験のある実力者で世界選手権のGSLや世界ジュニア選手権のGSLで優勝経験があり、

更にイラリアは昨シーズンのワールドカップシリーズチャンピオン。

アンナレーナは3年前のワールドカップシリーズチャンピオン。

 

とにかく実力のある強い選手なのです。

 

2人とも金メダルをとりにくる

 

私は2人の滑りを見ていませんでした。

とにかくフルでいく!!!!

スタート直前飛鳥井コーチから

「ゴール前問題ない。」

との指示。

 

苦手だけど出来る限り真っ直ぐ滑りました。

余りにもセットが真っ直ぐで、実は気を付けるべきヘアピンの場所が分からなくて気づいたらそこに来てて、ラインを作らず入ってしまいその後のオープンゲートで足とられてしまったのですが、強引にもっていきました。

ゴール前ちょっとキツかったけど、もう

「絶対勝ちたい」って気持ちだけで強引にいきました。

 

2つ目の金メダル。

今日はもう泣かないって決めていました。

2つ目の金メダルはここでの私の存在を作ってくれました

 

 

全然知らない地元のおばあちゃんや、子供たちにも

おめでとうと声をかけて頂き、サインをさせて頂いたりとても嬉しかったです。

 

飛鳥井コーチありがとうございました。

 

大会が終わってユーストリームでレースを見ると、

イラリアもアンナレーナも完ぺきでした。

私は私のスキーに勝たせてもらったのだと思いました。

長いスキーでも操作が簡単な3Dロッカーグラススキーは最強でした

 

実はこの日、もう一つ心から嬉しいことがありました。

ヤンの優勝です

昨年の秋に膝の手術をして、今季は調子が悪くどのレースでも1回も勝ったことが無かったのです。

1本目2位からの逆転優勝。

泣けました。

 

世界選手権で、ヤンと一緒に勝つことができた。

夢みたいなことでした

飛鳥井コーチやシュピンカ先生にちょっとは恩返しが出来た気がしました。